・40代はサイジングが重要
・デニムを味わうには
・2ヶ月の履き心地
・まとめ
40代からデニムを履くと全体的にやぼったい見た目になることはありませんか。
20代の頃に履いていた同じ感覚で40からも履いてしまうと、どうしても若作り感が出てしまい、40の雰囲気とは合わないために実年齢と服装のバランスが合わなくてどうしてもデニムが浮いてしまいます。
デニムは昔から定番のボトムスなので、昔買ったジーンズを履いてしまうとどうしても当時若い頃に履いていた分、今の年齢とのミスマッチが起きてしまいます。
そこで40からでもすっきりとジーンズを履けるブランド、それは“ RED CARD”です。
レディースでは昔からメジャーなブランドですが、メンズも近年はすごい売れ行きのようですね。
■RED CARDとは

RED CARDは「エドウィン」や「リーバイス」に在籍中にエドウィン503やリーバイス501を担当してた本澤裕治氏が立ち上げたブランドです。ジーンズ業界の中心で研究してきた人が日本人体型に合う本格デニムをということでRED CARDは人気があり、SHIPSやBEAMS、nano・universeなど様々なブランドとコラボもこれまでしてきています。
フィット(FIT/はき心地、シルエット)、ファブリック(FABRIC/生地)、フィニッシュ(FINISH/加工)の『3F』にRED CARDは強い信念を持っているとか。
今ではUNIQLOのデニムも評価が高く、しかもUNIQLOは4,000円ほどと安いですよね。RED CARDのジーンズは2万円前後するので、気軽に買えるのはUNIQLOですよね。
それでもRED CARDを選ぶオススメの3つは、①サイズ ②生地 ③装飾 ではないでしょうか。
・日本人体型のレングス(股下)
・適度なダメージ
・細かな仕事
3つの特徴を踏まえて40からのジーンズをどう履くのか。
■40代はサイジングが重要

まず、日本ブランドのエドウィンもそうですが、多くのジーンズは裾がロールアップ出来るほどの長さがありますよね。2回ほどロールアップして履くスタイルとして長めにしていますが、日本人は足が欧米人と比べて短いので、どうしてもサイズダウンするか、3回ほどロールアップするか、ウエストがちょうどよかったら、股下がちょっと長いかな?と言った経験はありませんか?
長いなら切って調整は確かにできるのですが、裾部分にもダメージ加工が施されていたりして切るには勿体無い場合は珍しくありません。

RED CARDはそうならないように、日本人の足の長さに元々調整して作られており、ちょうどいい長さになっています。ジャストの長さで履きたい時と足首出したい時のロールアップといい感じで使い分けが裾を切らずにできるのは助かります。
足回り、特に裾が長くてクシャッとなっている時はダラしなく見えます。これはジーパンに限らずスーツのスラックスでも同じことが言えます。
40になっても20代の頃のようにヤンチャな観られ方はやめておいたほうがいいかと思います。
裾の長さは半クッションか、ワンクッションで留めておきたいところです。
そして、RED CARDの型の種類は下記の4つあり、まず一本目を買うのであれば、定番中の定番のRhythmがいいと思います。
→ 定番モデルとなりやや股上浅めでスリムテーパードシルエット
Ryder
→ 細身のスーパースキニーシルエット。腰をしっかりとホールドして、タイトめなフィット。ワタリから膝にかけては細身に仕上げた美脚スキニー。
Shore
→ 見た目は5ポケット、ウエストはゴム入&ドローコード。イージーパンツ特有の野暮ったさを極力排除した、ニューベーシックなイージーパンツ。
Brother
→ スリムストレートに近いゆるテーパードシルエット。定番のRhythmに対し、股上を約1cm深く設定。ウエスト部分を内側に入り込む様微調整したことにより、腰周りのFIT感が増し、スッキリとした印象。また股下をRhythmマイナス2cmとし、ジャストレングス仕様にしたのもポイント。
■デニムを味わうには

RED CARDはダメージ加工も適度に職人たちの手作業で細かな部分に加工が施されており、主張しすぎず履いている人を楽しませてくれるちょうどいい具合です。
UNIQLOのダメージ加工は一律で同じなので量産型な感じではありますが、RED CARDはそういった感じがなく、ジーンズ1本1本作り込まれてます。
ただUNIQLOのデニムも品質良く安いので最初に履くのはUNIQLOで十分でもあります。
一般的なジーンズとRED CARDのジーンズとの見た目の違いはというと、RED CARDはフロント部分は工程コストになるボタンフライを採用されており、そのボタンはドーナツ型のボタンでこだわりを感じます。

ジッパーの方が今は馴染みあると思いますが、ボタンフライはいわゆるボタンが生地に当たってアタリがでやすくデニムならではの生地の表情が楽しめます。ジッパーに慣れているので特別感はあります。
また、バック部分を見るとベルト部分右側に「ブランドロゴ」が入っていないのもいいですよね。装飾を少なくすることでシンプルさが出て、より大人っぽく仕上がっています。

生地そのものはカイハラの生地を使っていて、世界のトップブランドやユニクロもカイハラの生地を使用しているので、そこは同じですが、色落ち具合や生地のシワの出し方、ヴィンテージ感を出すダメージ加工など、日本の職人がこだわりを持った工程で作られており、クオリティが高い仕上がりになっています。
糸にもこだわりがあり、UJコアーという「ヴィンテージを再現したジーンズをつくるために開発された糸」を使っているようです。
RED CARDのジーンズの生地を色落ちさせた時に、一緒に糸も色が落ちていかないと、ヴィンテージっぽくならないということで、この糸を使うことにより、生地も糸も一緒に色落ちしてくれるというのは履いてる方も言われないと気づかないこだわりです。
■2ヶ月の履き心地

RED CARDオリジナルの方は素材としては綿98% ポリウレタン2%で構成。
コラボジーンズは綿96% ポリウレタン4%でストレッチ性はコラボジーンズの方が伸縮してくれますが、生地によりアタリを出していきたい人や、生地本来の表情を楽しみたい方は綿98%の方をお勧めします。
これは著者がビームスコラボとオリジナルとを両方しばらく履いてみて思ったことです。
楽な感じはビームスコラボのジーンズですが、昨今ストレッチ素材の衣類を多く着てきているので、98%の純粋な生地に近い感じの硬さが楽しいですね。今では部屋着としても外着としてもジーンズ3本をローテーションで履いています。

風合いがいいですよね。
膝裏のシワ 通称「ハチノス」の入り具合などいい感じで入っています。
■まとめ

40代ともなれば、ダメージ加工すぎると子供っぽい感じになり、逆に今度はパリッとデニムが綺麗すぎてもデニム本来の表情が見えなくて物足りなさがあります。
UNIQLOのデニムで全然いいんですが、ちょっと人と違う物でいい物を探そうとなると、1万円は超えてきますので、それであれば、体型に合ったジャストサイズのジーンズを履いた方がスマートですし、そこにちょっと加工がされた程度の程よい味わいがあると、凹凸や色の変化が見てとれて40からのワンランク上の着こなしとなるのではないでしょうか。
RED CARDであれば、2万円前後とそこまで高すぎず、でも安いわけではありませんがちょうどいい感じの風合いのデニムとなっています。
1本は持っておくと様々な場面で活躍することは間違い無いでしょう。
AmazonでもAmazon wardrobeで試着も出来ますし、wardrobe対象外のデニムであっても返品可能なのので、履き心地や色味、主張しない細かな装飾類など是非見てほしいです。
以上となります。