・アローシリーズの特徴
・アローシリーズの価格帯
・まとめ
Arc’teryx(アークテリクス)といえば、鳥類の化石がロゴマークです。
アークテリクスのリュックは非常に人気があり、よく街中で見かけますよね。
アークテリクスの代表的なバックパックは「アロー」シリーズが定番なイメージですが、実際アローシリーズはどれほどの物なのでしょうか。結構仕事用のリュックとしても使っている人を見かけますが、営業の人ではさすがに見かけたことはありません。カジュアルな職場で外回りがなければアローでも大丈夫ですが、スーツを着てお客様先に行くような職種であれば、持っていても休日だけではないでしょうか。
また、男性女性ともにアローシリーズを使っていますが、年齢層的には20代か30代前半が多いように思います。山岳シーンであれば、グレゴリーやモンベルなどほんとに山専用のバックパックを使いますからね。アローシリーズは山岳でも使えますがタウンユース使いが割と多いんじゃないでしょうか。
欲しいと思っている人も、山を想定するよりかは普段使いをイメージしていることでしょう。少し高い買い物になるので実際に購入をする前に、考えてみましょう。
■アークテリクスとは

1989年に、カナダ ブリティッシュコロンビア州ノースバンクーバーで設立された。アークテリクスという社名は、最古の鳥類として知られる始祖鳥の学名にちなんでいる。ロゴは、発見された化石の中で最も状態の良いベルリン標本をもとにデザインされている。
“ウィキペディアより”
創業者が元々クライマーとのことですが、山岳用品自体はそんなに商品カテゴリーは多くはなく、アウトドアウェア・バック・シューズがメインで、プラスアルファとして山岳用品少々とグローブや帽子などの小物も少々というラインアップです。
シューズはクライミングシューズから普段使いのタウンシューズ使いとしてのデザインも兼ね添えています。ランニングシューズとして使える程の軽量タイプもあって人気です。
私も以下の「アラキス アプローチ シューズ」を2017年頃に購入してから今も使っています。
アークテリクスのロゴである始祖鳥が良くて購入をしている人も珍しくはないのではないでしょうか。個性的で著者も個人的に気に入っています。
ただ、値段はちょっとだけ高めの設定で、公式オンラインだとアロー16Lは2.5万円を超えるぐらいです。同シリーズの22Lになると3万円弱となり、ほんとにアークテリクスというブランドが好きな人じゃないと購入しないんじゃないかと思う程です。
Amazonだとアロー16Lは並行輸入品で2万円を切ってたりします。
ちなみにアウトドア業界のユニクロと言われているデカトロンで2.5万のバック(リュック)を比較しようとしたら、そもそも最高でも2万円を切るゴルフバックとか1.8万円ぐらいの80L本格バックパックまでしかありませんでした。
さすがはアークテリクスですね。
アロー16Lは一時は生産終了となったようですが、再販売も開始される程の要望があったのではないかと思います。
■アローシリーズの特徴
(出典:公式サイトより)
色展開は基本はオールブラックの生地にロゴがゴールド、もしくは、メインはブラックでサイドがグレーでロゴがシルバーという2パターンとなりますが、フロントのファスナー部分が黄色系で装飾してある物やBEAMSとコラボしたモデルであれば、サイドが迷彩柄になっている物もあったりします。
しかしながら大抵の人はオールブラックにロゴがゴールドを選ぶ人が多いのではないでしょうか。せっかくシックな感じのデザインにも関わらず、カラーを増やしてカジュアル路線にしたい人はおそらく最初からアークテリクスは選ばないでしょう。
(出典:公式サイトより)
アローシリーズでは8Lと16Lと22Lの3パターンありますが、8Lはショルダーバッグです。リュックスタイルは16Lと22Lだけですが、22Lの方が街中でもよく見かけるのは16Lだとちょっと入り口が狭くてノートPCが入らない問題があり、13インチまでならPCスリーブに入れることができます。なのでタブレット端末とかは問題ありません。
撥水性もあり止水ジッパーも採用しているので雨降りでも中に水が入らない仕様は天気に左右されることなく使えるのはいいですよね。
そして重量は約900gなので登山用であればもっと軽量タイプはありますが、タウン使いなどであれば十分な軽量ではないでしょうか。両肩で背負うと900gは全然重くありません。腰のベルトとチェストベルトをすればより身体にリュックがフィットしてブレない為に一体感があって使いやすいようになっています。
22Lを背負うとちょっとタウンユースで使うには大きい感じはありますが、16Lはコンパクトなのでちょっと出かける際には十分なサイズかと思います。
(出典:公式サイトより)
背中が当たる部分はメッシュではないので通気性という部分ではマイナス要素になるかもしれません。夏は暑いですし背中は身体から発する熱を逃がそうとしますが、アローを背負っていると熱が逃げにくいのでちょっと湿気が気になるところです。なので、山で使うにはその部分はちょっと向いていない箇所にはなりますね。
■アローシリーズの価格帯

最初の方にも記載しましたが、公式オンラインサイトだと16Lで21年夏時点で26,400円(税込)、22Lで29,700円(税込)です。
ちなみに比較をするならば、以下の写真にある以前にもまとめたホグロフスのコーカーシリーズの15L (550g)だと公式サイトで16,940円(税込)、Amazonで15,000円ぐらいで同等サイズが購入できます。
(出典:ホグロフス公式サイトより)
なので、アークテリクスのデザインを好む人は金額ではないのだと思います。しかしながら、アークテリクスの「アロー」とホグロフスの「コーカー」のどっちがアウトドアでも使いやすいのかと言われると、アローシリーズの方が使いやすいです。やはり山岳用としても作られているだけあって、肩まわりや腰、背中など衝撃を和らげる工夫が随所にアークテリクスは見受けられますし、止水ジッパーや撥水性もあり、外側のサイドポケットや水分補給がしやすいようなハイドレーションシステム対応していたりするのはさすがだなと思います。
価格は確かに高い方ですが、ブランド料だけではなくそれに見合った機能は備わっているので、買ったからには使いこなしていきたいところです。
アウトドアにも使えてタウンユースでもおしゃれとして使えるのはアークテリクスならではなのかもしれません。他にもノースフェイスとかパタゴニアとかグレゴリーとかマムートとかミレー、など様々ありますが、アークテリクスというだけでちょっと「おっ」とは思いますよね。他はどちらかというとアウトドアよりなものをタウンユースでも使える感じですが、アローはおしゃれ感もあって見た目もかっこいいです。
■まとめ

コンパクトなリュックを求めてアークテリクスに行き着いたのであれば、少し価格は高いので一旦再検討してみてはいかがでしょうか。何用で使うのか、高いなりに使いこなせるのか、デザインだけで決めていないか?など色んな角度から検討してみるといいかと思います。
確かにデザインもかっこいいのでタウンユース使いだけであっても魅力的なのは間違いありません。安いだけであれば、無印やユニクロもリュックは出していますからね。
安くてシンプルなデザイン、コンパクト、雨でも使える、そしてあまり誰も持っていないようなリュックを探しているのであれば、以下のデカトロンのELOPS (イロップス)は20Lで6,000円ぐらいの価格帯でお手軽なのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

アークテリクスのネームバリューには遠く及びませんが、撥水性もあって、ノートPCも収納しやすい入り口になっているので便利ではありますよね。
アークテリクスのアローシリーズは代表的なバックなので間違いはない一品です。なので購入したならば使いこなして愛用していきたいですね。
以上となります。