キャンプの人口が年々増えていますが、それに伴って、冬のキャンプをする人も増えてきました。
服に関しては、上下共に、暖かい格好は普通にできますが、靴を疎かにしていませんか?
地面からの冷気を一番受けやすいのが足なので、靴には気をつけておきましょう。
「冬のキャンプブーツを探している」
という人向けに、キャンプ歴10年以上の著者が厳選した2つだけ、冬仕様ブーツをご紹介します。
■冬のキャンプの靴選びの注意点
・熱を逃さない防寒タイプ
・雪や氷の上を歩く可能性を考慮
・防水性+耐火性を兼ね添えている
当たり前のことではありますが、いざ購入する時にはつい条件を忘れてしまいます。
都心部の街中にあるようなキャンプ場でも夜になれば0℃を下回るほど気温が低下することも時期によってはあり、地面やアスファルトは相当冷たく、その上に足を置こなければいけません。
足首を冷やさないようなブーツタイプにしましょう。
体温が維持できるような素材のブーツを選びましょう。
その際に、滑らないようなグリップ力があるような靴裏が望ましいですね。
冬のキャンプをするなら一度は雪中キャンプに憧れるものです。
防水素材でナイロンやポリエステル生地で覆っているブーツだと、火の粉に当たると穴がすぐ空いてしまいます。
忘れがちですが、火の粉にも強い素材のブーツを選びましょう。
付け加えるとするならば、キャンプだけでしか履かないブーツよりも、日常でも履けるようなブーツの方が良くて、履く頻度が高ければ高いほど、ブーツ本体が使い込まれて履きやすかったり、脱ぎやすかったりします。
そういう意味では完全冬山仕様のブーツは日常使いには向いていないのでやり過ぎには注意しましょう。
■2つのオススメの冬ブーツ
あくまでも冬のキャンプ時と、街中でも両方使えるブーツとして、防寒防水・デザイン性・耐火性耐久性を網羅しているブーツを厳選するならば、
一番のオススメはコロンビアの「サップランド アーク ラックス ウォータープルーフ オムニヒート」です。
アウトドアメーカーのコロンビアは本拠地はポーランドなのですが、姉妹都市が実は札幌なんです。
その2つの都市名を合わせた「SAPLAND(サップランド)」と商品ブランドを決めて、寒冷地の凍結した路面環境でも快適に歩けるように、濡れた氷上でも滑りにくいヴィブラムアークティックグリップを搭載したブーツとなります。
ブーツ内側にオムニヒートと呼ばれるを搭載しているので通気性は保ちながらも熱反射力が高く、体温をブーツ内で留めておくことで、足元を冷やしません。
表面はレザーとコーデュラファブリックを組み合わせていて、耐火性と耐久性が高く防水仕様の為、雪や雨でも足を濡らさずに焚き火で暖を取ることに抵抗なくキャンプが快適に出来ます。
デザイン性をみても、街中で履いていても違和感がないのではないでしょうか。
2つ目はカナダのブランドのソレル。
ソレルの冬のブーツといえば、カリブーが代表的なブーツですが、試しに履く機会があれば履いていただきたいのですが、履きにくく脱ぎにくいです。
サイドにジッパーもついていないので、着脱に毎回紐を取ったりしなければいけないので相当手間となります。
ただ、防寒性はMAXで暖かいです。
防寒性という点で言うとソレルのカリブーは最上級のブーツなのではないでしょうか。
ただ今回は街中でも使える点で、カリブーではなく、「バックストンレース WP」。
人気シリーズなので、サイズによっては在庫が既にないのかも知れません。
防寒性と防滑性の高さで-32℃の過酷環境と説明にはありますが、カナダならではの環境なのでしょうか。
このブーツもカリブー同様に、サイドにジッパーはありません。
おそらく防寒性に機能は振っているかと思いますので、着脱する際は毎回紐をある程度緩めて、にはなります。
防水レザーアッパーということで地面からの冷気はかなり強く、靴内部には足裏部分にあしらった冷たい地面からの冷気の侵入を防ぐフエルト製のフロストプラグや200gインシュレーションが装備されています。
デザインもかなりおしゃれではないでしょうか。
上記の2つ以外にも当然数多くのブーツがありますが、店頭で実物を見たり履いたりした結果、寒さ対策だけと言う点ではそこに突き抜ける物が多かったです。
ポリエステルやナイロンだと、防寒上は問題ありませんが、キャンプとなると焚き火を囲むので、火の粉が飛んだりすることを考えるとちょっと気にしてしまって使いにくいのかなと思います。
ブーツに限ったことではありませんが、キャンプ道具やウェア、靴などを購入する際は、キャンプをしている事をシミュレートしながらその場面と合っているのかどうかを見定めて購入しましょう。
以上となります。